Network > Transit Hub > コンソール使用ガイド
コンソールでTransit Hubサービスを使用する方法を説明します。
管理
トランジットハブ設定を管理します。
トランジットハブの作成
トランジットハブを作成する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > 管理に移動します。
- トランジットハブ作成ボタンをクリックすると、作成画面が表示されます。
- 作成画面でトランジットハブについての情報を入力します。
- 名前:トランジットハブの名前を入力します。
- 説明:トランジットハブの説明を記述します。
- マルチキャストサポート:マルチキャスト通信が必要な場合、チェックします。
基本ルーティングテーブル接続:接続が作成された時、基本ルーティングテーブルに自動的に接続します。
基本ルーティングテーブルの伝播:接続と関連付けられたVPCのCIDR設定値を基本ルーティングテーブルにルーティングルールとして自動追加します。
[注意]
* マルチキャストサポート、基本ルーティングテーブル接続/伝播設定は変更できません。
* 基本ルーティングテーブル接続、基本ルーティングテーブル伝播のうち1つ以上選択された場合にのみ、基本ルーティングテーブルが作成されます。
トランジットハブの変更
トランジットハブを変更する方法は次のとおりです。名前、説明のみ変更できます。
- Network > Transit Hub > 管理に移動します。
- 画面のリストから変更するトランジットハブを選択します。
- トランジットハブ変更ボタンをクリックすると、変更画面が表示されます。
- 変更画面で必要な項目を変更します。
トランジットハブの削除
トランジットハブを削除する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > 管理に移動します。
- 画面のリストから削除するトランジットハブを選択します。
3.トランジットハブ削除ボタンをクリックして削除します。
他のプロジェクトに共有
トランジットハブを他のプロジェクトに共有します。他のプロジェクトでは共有されたトランジットハブに接続を作成できます。
トランジットハブを共有する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > 管理に移動します。
- 画面のリストから共有するトランジットハブを選択します。
- 他のプロジェクトに共有ボタンをクリックした後、共有画面で共有先のテナントIDを入力します。
[参考]他のプロジェクトテナントID確認方法
他のプロジェクトにアクセス権限がない場合、当該プロジェクトの管理者からテナントIDを教えてもらう必要があります。
1. プロジェクトのコンソール画面に接続します。
2. Network > VPC > 管理に移動します。
3. 画面リストに表示されるVPCの中から1つを選択します。
4. 基本情報 > テナントIDに表記されたID値をコピーします。
接続
トランジットハブと他のリソースの関係を定義する接続を管理します。
接続作成
接続を作成する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > 接続に移動します。
- 接続作成ボタンをクリックすると作成画面が表示されます。
- 作成画面で接続についての情報を入力します。
名前:接続の名前を入力します。
説明:接続の説明を記述します。
- トランジットハブタイプ:同じプロジェクトで作成した一般トランジットハブ、他のプロジェクトから共有された共有されたトランジットハブの中から選択します。
*トランジットハブ:接続が作成されるトランジットハブを選択します。
- リソースタイプ:リソースタイプを選択します。
[参考]現在リソースタイプはVPCのみ選択可能です。
リソース:接続と関連性を持つリソースを選択します。
[参考]リソースタイプがVPCのみ選択可能なため、自動的にVPCリストのみ出力されます。
サブネット:接続のネットワークインターフェイスが作成されるサブネットを選択します。
接続変更
接続を変更する方法は次のとおりです。名前、説明のみ変更できます。
- Network > Transit Hub > 接続に移動します。
- 画面のリストから変更する接続を選択します。
3.接続変更ボタンをクリックすると、変更画面が表示されます。
- 変更画面で必要な項目を変更します。
接続削除
接続を削除する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > 接続に移動します。
- 画面のリストから削除する接続を選択します。
3.接続削除ボタンをクリックして削除します。
ルーティングテーブル
トランジットハブのルーティングテーブル設定を管理します。
ルーティングテーブルの作成
ルーティングテーブルを作成する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > ルーティングテーブルに移動します。
- ルーティングテーブル作成ボタンをクリックすると、作成画面が表示されます。
- 作成画面でルーティングテーブルについての情報を入力します。
- 名前:ルーティングテーブルの名前を入力します。
- 説明:ルーティングテーブルの説明を記述します。
*トランジットハブ:ルーティングテーブルを作成するトランジットハブを選択します。
ルーティングテーブル変更
ルーティングテーブルを変更する方法は次のとおりです。名前、説明のみ変更できます。
- Network > Transit Hub > ルーティングテーブルに移動します。
- 画面のリストから変更するルーティングテーブルを選択します。
- ルーティングテーブル変更ボタンをクリックすると、変更画面が表示されます。
- 変更画面で必要な項目を変更します。
ルーティングテーブルの削除
ルーティングテーブルを削除する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > ルーティングテーブルに移動します。
- 画面のリストから削除するルーティングテーブルを選択します。
- ルーティングテーブル削除ボタンをクリックして削除します。
ルーティングテーブルの管理
選択したルーティングテーブルの基本情報を確認し、ルーティングに関連するパケット処理ルールおよび設定を管理します。
基本情報
選択したルーティングテーブルの基本情報を確認できます。
ルーティング接続
ルーティングテーブルがパケットを受信するための接続との関係を定義するルーティング接続を管理します。
ルーティング接続の作成
ルーティング接続を作成する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > ルーティングテーブル > ルーティング接続に移動します。
- ルーティング接続作成ボタンをクリックすると作成画面が表示されます。
- 作成画面でルーティング接続についての情報を入力します。
*接続:ルーティングテーブルがパケットを受信するための接続を選択します。
> [参考]トランジットハブで1つの接続は選択された1つのルーティングテーブルで1つのルーティング接続のみ作成できます。
ルーティング接続削除
ルーティング接続を削除する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > ルーティングテーブル > ルーティング接続に移動します。
- 画面のリストから削除するルーティング接続を選択します。
3.ルーティング接続の削除ボタンをクリックして削除します。
ルーティングの伝播
ルーティングテーブルでパケットの送信ポリシーを管理するルーティングルールを自動的に作成できます。ルーティングルールを自動作成するための接続との関係を定義するルーティング伝播を管理します。
[注意]
伝播されるCIDRと同じ帯域のルーティングルールがすでに存在する場合ルーティング伝播によるルーティングルールが自動的に登録されません。
自動ルーティングルール登録に失敗したルーティング伝播は状態がERRORに変更されます。 CIDRを確認し、ルーティング伝播を再作成するか、ルーティングルール手動設定を使用する方法などの適切な措置が必要です。
*同じネットワーク帯域(CIDR)を持つ2つ以上の接続に対してルーティング伝播を追加する場合も上記と同様に、最初に作成されたルーティング伝播のみルーティングルールが自動的に登録されます。
ルーティング伝播の作成
ルーティング伝播を作成する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > ルーティングテーブル > ルーティング伝播に移動します。
2.ルーティング伝播作成ボタンをクリックすると作成画面が表示されます。
- 作成画面でルーティング伝播に関する情報を入力します。
*接続:ルーティングテーブルがパケットを送信するためのルーティングルールを自動的に作成する接続を選択します。
> [参考]トランジットハブで1つの接続はルーティングテーブルごとにルーティング伝播を1つまで作成できます。
ルーティング伝播の削除
ルーティング伝播を削除する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > ルーティングテーブル > ルーティング伝播に移動します。
- 画面のリストから削除するルーティング伝播を選択します。
3.ルーティング伝播の削除ボタンをクリックして削除します。
[注意]ルーティング伝播を削除すると、自動的に追加されたルーティングルールも一緒に削除されます。
ルーティングルール
ルーティングテーブルでパケットの送信ルールを処理するルーティングルールを管理できます。
[注意]伝播されるCIDRと同じ帯域のルーティングルールがすでに存在する場合、ルーティングルールを追加できません。
ルーティングルールの作成
ルーティングルールを作成する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > ルーティングテーブル > ルーティングルールに移動します。
- ルーティングルールの作成ボタンをクリックすると作成画面が表示されます。
- 作成画面でルーティングルールに対する情報を入力します。
- CIDR:ルーティングポリシーのための宛先ネットワーク帯域を入力します。
[参考]ルーティングテーブルでルーティングルールの優先順位はルーティングルールに設定されたCIDRのLongest Prefix Matching結果によって決定されます。
- 方式: CIDRにマッチしたパケットの処理方法を選択します。FORWARDを選択すると指定された接続にパケットを転送し、BLACKHOLEを選択するとパケットを消滅させます。
- 接続: 方式でFORWARDを選択した場合、ルーティングテーブルでパケット送信のための接続を選択します。
ルーティングルールの削除
ルーティングルールを削除する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > ルーティングテーブル > ルーティングルールに移動します。
- 画面のリストから削除するルーティングルールを選択します。
- ルーティングルールの削除ボタンをクリックして削除します。
マルチキャスト
トランジットハブのマルチキャスト設定を管理します。
[注意]トランジットハブでマルチキャストサポートが選択されていない場合、マルチキャストドメイン作成ができず、マルチキャスト関連機能はすべて使用できません。
マルチキャストドメインの作成
マルチキャストドメインを作成する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > マルチキャストに移動します。
- マルチキャストドメインの作成ボタンをクリックすると、作成画面が表示されます。
- 作成画面でマルチキャストドメインについての情報を入力します。
- 名前:マルチキャストドメインの名前を入力します。
- 説明:マルチキャストドメインの説明を記述します。
- トランジットハブ:マルチキャストドメインを作成するトランジットハブを選択します。
マルチキャストドメインの変更
マルチキャストドメインを変更する方法は次のとおりです。名前、説明のみ変更できます。
- Network > Transit Hub > マルチキャストに移動します。
- 画面のリストから変更するマルチキャストドメインを選択します。
- マルチキャストドメインの変更ボタンをクリックすると、変更画面が表示されます。
- 変更画面で必要な項目を変更します。
マルチキャストドメインの削除
マルチキャストドメインを削除する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > マルチキャストに移動します。
- 画面のリストから削除するマルチキャストドメインを選択します。
- マルチキャストドメインの削除ボタンをクリックして削除します。
マルチキャスト管理
選択したマルチキャストドメインの基本情報を確認し、マルチキャストと関連したパケット処理ポリシーと設定を管理します。
基本情報
選択したマルチキャストドメインの基本情報を確認できます。
マルチキャスト接続
VPCタイプの接続が持つサブネットをマルチキャストドメインのマルチキャストネットワークに参加させるためのマルチキャスト接続を管理します。
[参考]
* VPCタイプの接続のみマルチキャスト接続で使用できます。
* 他のプロジェクトに共有したトランジットハブによって他のプロジェクトで作られた接続はマルチキャスト接続で使用できません。
* 1つのサブネットはNHN Cloud全体で1つのマルチキャスト接続でのみ使用可能です。つまり、1つのサブネットは1つのマルチキャストドメインとのみ接続が可能です。
マルチキャスト接続の作成
マルチキャスト接続を作成する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > マルチキャスト > マルチキャスト接続に移動します。
- マルチキャスト接続作成ボタンをクリックすると、作成画面が表示されます。
- 作成画面でマルチキャスト接続に関する情報を入力します。
*接続:マルチキャストドメインのマルチキャストネットワークに参加するための接続を選択します。
マルチキャスト接続の削除
マルチキャスト接続を削除する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > マルチキャスト > マルチキャスト接続に移動します。
- 画面のリストから削除するマルチキャスト接続を選択します。
3.マルチキャスト接続の削除ボタンをクリックして削除します。
マルチキャストグループ
マルチキャストドメインで提供するマルチキャスト通信に参加するネットワークインターフェイスをマルチキャストグループとして管理します。 マルチキャストグループの設定により、同じグループIPアドレスを持つネットワークインターフェイス*は相互にマルチキャスト通信を行います。
[参考] VM Instanceのネットワークインターフェイスのみマルチキャストグループに追加できます。
マルチキャストグループの作成
マルチキャストグループを作成する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > マルチキャストに移動します。
- マルチキャストグループ作成ボタンをクリックすると作成画面が表示されます。
- 作成画面でマルチキャストドメインについての情報を入力します。
マルチキャスト接続:マルチキャスト接続を選択します。
ネットワークインターフェイス:ネットワークインターフェイスを選択します。
- グループIPアドレス:マルチキャストIPアドレスを入力します。
[参考]
* 224.0.0.0/4の範囲で入力される必要があります。
* 221.0.0.1は入力できません。
- タイプ:メンバー、ソースから選択します。
- メンバー
宛先がグループIPアドレスであるマルチキャストパケットを受信します。
同じグループでメンバーに指定されたネットワークインターフェイスはソースに指定できません。
- ソース
宛先がグループIPアドレスであるマルチキャストパケットを送信します。同じグループIPアドレスごとに1つのネットワークインターフェイスのみソースに指定が可能です。
同じグループでソースとして指定されたネットワークインターフェイスはメンバーに指定できません。
マルチキャストグループの削除
マルチキャストグループを削除する方法は次のとおりです。
- Network > Transit Hub > マルチキャスト > マルチキャストグループに移動します。
- 画面のリストから削除するマルチキャストグループを選択します。
- マルチキャストグループの削除ボタンをクリックして削除します。
共有されたトランジットハブ
他のプロジェクトが所有するトランジットハブを共有された場合、共有されたトランジットハブのリストを確認できます。
[参考]リストと選択した項目の情報確認のみ可能で、設定できる部分はありません。